医療法人仁学会 里村クリニック とは
フォレストキッズさとむらは、医療法人仁学会が運営を行っております。
医療法人仁学会は、さいたま市緑区・南区・川口市からなる、ここ東浦和エリアで30年以上医療を提供してきました。2021年には父である里村立志から、子:里村仁志へと院長交代を行い、従来の高血圧や高コレステロール血症糖尿病などの慢性疾患に加え、内視鏡を用いた胃カメラ・大腸カメラなどで消化器がんの早期発見を掲げて診療を行っています。これまで以上に地域密着型の医療提供を行ってまいります。
そんな私たちが児童発達支援事業に乗り出したのは、福祉領域でも当法人で地域貢献ができるのではないかとの思いからでした。
当法人の特徴とも言える<理念>の中に、「困ったときはいつでもそばに」「その時の最善を選択する」という言葉があります。
いくつかの事業を検討する中で、発達障害を持つお子様への療育を行う、児童発達支援事業所が非常に足りないことがわかりましたし、すでに開所されている何名ものオーナー様からも「保護者様から涙ながらに感謝された」というお言葉を聞くことがありました。
「困っている人がたくさんいるんだから、最善を尽くすしかない!」
そうして、フォレストキッズさとむらを運営することとしました。
参考サイト
里村クリニック:https://satomura-clinic.com/
医院紹介:https://satomura-clinic.com/information/
里村クリニック 院長 里村仁志
このたび、東浦和地区に、小学校入学前のお子様を対象とした児童発達支援施設を開所することになりました。
私にも 特別支援学校に通学する娘が一人います。
その経緯から、以前より子供の発達障害に対しては関心があり、子供たちに対して支援をするという志がありました。
小学校入学にあたっては、希望だけでなく、心配や不安、葛藤など様々な気持ちが入り混じったことを思い出します。
「小学校の入学前に少しでも子供のためになることはしてあげたい。」
というご両親の気持ちが充分に理解できます。
「未就学時はひとりひとりの個性に合わせた個別支援が良いのでは?」と考えましたが、発達障害のある子を受け入れる施設が足りないため、現状ではどうしても3か月に1回程度の個別支援になってしまう現実があります。
しっかりやるには、最低でも週に1回は子供たちと1対1で向き合って行える支援をしたいという強い想いがあり、このような個別支援施設を開設できることは期待と喜びでいっぱいです。
子どもの発達障害に対して、同じ志をもつフォレストキッズと提携し、障害に対して理解のある素晴らしいスタッフ達とともに支援を行っていきます。
私自身が「こういう施設が欲しかった。うちの近くにフォレストキッズがあれば通わせてみたかったな」 と思える場所です。
1人でも、多くのお子様、不安を抱えるご両親に貢献できる笑顔あふれる場所になりますように。
医療法人 仁学会が展開するフォレストキッズさとむらをどうぞよろしくお願いいたします。
医療法人仁学会 里村クリニック 院長 里村 仁志
さまざまな個性が集まり、共存する「フォレスト」
個性が輝く場所
Forest(森)には、
ライオンのような強い生き物も
ゾウのような大きい生き物も
ウサギのような小さい動物も
ヘビのような毒のある生き物もいます。
Forestはすべての生き物を包み込み、生命を育てます。
私たちも森のように個性ある子どもたちを包み込み、
彼、彼女たちの生きていく力を育てたい。
そんな想いを込めて、
この学びの場所を『フォレスト』と名付けました。
フォレストキッズ 本部WEBサイト:https://forestkids.info/
いくつかの事業を検討し、いくつかの児童発達支援施設を見学し、私たちは「フォレストキッズ」グループのフランチャイズ事業を行うこととしました。
多くの児童発達支援事業所が、集団での預り型でしたが、フォレストキッズは1コマ45~60分を基本とするの個別療育を行います。また、児童よりも事業所にいる国家資格取得者のほうが多い状態も多く、「療育」という言葉がしっくりきました。
一人ひとりのお子様の状況を捉え、従来の預り型保育ではなく、明確な目標を持って自立を促し、スモールステップで成功体験を繰り返し、楽しく生きて行けるよう、お子様も、保護者様もフォローしていく。
「我が子に受けさせるならフォレストキッズにお願いしたい」
そう思ったのは自然なことでした。
保護者目線で生まれた発達支援施設
フォレストキッズは、発達障害を抱える我が息子への想いがきっかけで誕生した児童発達支援施設です。フォレストキッズの代表「かくあげ先生」こと撹上雅彦先生は、このように書いています。
かつて塾・予備校の教壇に立っていた私が「発達障害」について学び直したのは、
息子の誕生がきっかけでした。
自閉スペクトラム症、ADHD、LDとバラエティー豊かな発達障害を持つ我が息子。
診断以来、息子にとってより良い環境を模索し続けてきました。
そして、我が子に必要なサポート、必要な療育を追及した結果、
発達障害に特化した施設を開所することに。
せっかく持って生まれて来てくれた、個性や才能。
発達障害を持つお子さんの可能性を伸ばし、
社会で存分に発揮できるようサポートいたします。
「自分の子どもに受けさせたいと思えるような療育を、
困りを抱えるすべての子どもたちに提供したい」
これが、フォレストキッズの信念です。
顧問 撹上 雅彦
フォレストキッズの療育方針
フォレストキッズでは決まったカリキュラムはなく、教材も個々の課題に合わせて手作りしています。
一人ひとりの個性に着目し、お子さんに合わせた「オーダーメイド」の療育プログラムをつくり上げていきます。
フォレストキッズは、発達障害(ADHD、LD、自閉スペクトラム症)に特化した児童発達支援施設です。
「身体的技能の獲得(感覚統合)」「知識の獲得(学習支援)」「社会性の修得(SST)」
を基本の三本柱とし、介入教育を幼児期の早期に導入することを目的とした療育中心の児童発達支援を行っています。
基本的に従来の「預かり中心」の児童発達支援とは異なる施設となります。
フォレストキッズが提供するサービスと特徴
フォレストキッズは、成功体験を積み上げて、自尊心を育むことを第一優先に考えます。
そのため、利用児童一人ひとりのためのスモールステップでオーダーメイドな支援を作り上げます。
例えば、困りごとが「お箸を使うことができない」だとしたら、当施設では突然お箸の練習をしません。できないことの練習は、やらされ感と、失敗体験が積み重なってしまいます。当施設ではこのようにスモールステップを組み立てます。
体全体を使うような運動(粗大運動)を通じて、楽しさを共有し信頼関係を築く。
好きなものや興味のある、大きくてつかみやすいものを、遊びを通してつかむ
手でつかんでわたすのような遊びを行う
大きなトングをつかってみる。
小さなトング
大きく柔らかいものから徐々に固く小さなものへ
豆移し対決
このような取り組みを、毎回少しずつ進めていき、数か月から半年などかけて、楽しく遊びの中で成功体験を積み重ねます。
SST(ソーシャルスキルトレーニング)
社会で生活していくためのスキルを身につける訓練のことを言います。
対人関係を良好に保つためのスキルを身につけ、自分に自信を持って生活することやストレスの対処、問題の解決などができることを目標とします。
フォレストキッズでは、一人ひとりの発達段階に応じたSSTを実施していきます。
身辺自立・学習支援
食事や着替えにつながる基本的な生活動作を身につけること(身辺自立)や、学習・言葉の支援を行います。いずれも対象となるお子さまの発達段階をしっかりと把握したうえで、スモールステップのプログラムを検討します。「できた!」や「楽しい!」を積み重ねることで、意欲を高めるとともに自信につなげます。
感覚統合支援
感覚統合とは、複数の感覚を整理して処理をする脳の機能のこと。一般的に発達障害のお子さんは感覚が過敏あるいは鈍いことが多く、それが不器用さや落ち着きのなさ、注意力散漫などといった特性につながります。フォレストキッズでは、感覚統合と密接に関係する「触覚(触ったり触られたときの皮膚の覚)」、「前庭覚(身体のバランスをとる感覚)」、「固有覚(筋肉や関節の状態を感じる感覚)」の感覚入力を調整する「感覚統合療法」を積極的に取り入れています。
栄養学的アプローチ
フォレストキッズでは、発達障害の改善と食事は密接な関係にあると考えています。
そのため、ご希望に応じて保護者の方に食育をトータルで指導しています。必要な栄養素の摂取や、腸内の炎症を増進させてしまう食品の摂取を控えるなど、栄養学的なアプローチも推奨しています。
世界基準の介入教育
高い水準の支援を目指すフォレストキッズでは、世界基準の療育を提供することを目指してスタッフ教育を行い、以下のような介入を行っています。
ABA(応用行動分析)
科学的根拠に基づいた応用行動分析学のことを言います。アメリカやカナダでは発達障害や自閉スペクトラム症に対する「科学的根拠のある治療法」として導入されています。
ABAでは子どもの「行動」だけではなく、行動の「きっかけ」と「結果」に注目。それにより「好ましい行動」を増やすための具体的な方法を探っていきます。
TEACCH
自閉スペクトラム症及び、それに準ずるコミュニケーション課題を抱える子ども向けのケアと教育
周囲の物理的環境やコミュニケーション環境を生涯に渡り設計し、自閉スペクトラム症の方の生活の質(QOL)向上を目指すプログラムのことをいいます。
自閉症のお子さんに対して「周囲で何が起こっているのか、何をすれば良いのか」を分かりやすく提示する「構造化」に取り組み、苦手なことを得意なことで補えるような工夫を取り入れています。
PECS
絵カード交換式コミュニケーションシステム
自閉スペクトラム症やコミュニケーションに課題を持つ子供や成人のためにアメリカで開発されたプログラムです。
絵カードを使った代替コミュニケーションを通して自発的なコミュニケーションを促すもので、アメリカをはじめとする世界60国以上の国や地域で活用されています。
JASPER
共同注意、象徴遊び、関わり合い、感情調整
カリフォルニア大学の自閉スペクトラム症を研究する教授らによって開発された「自閉スペクトラム症対人コミュニケーションへの早期支援技法」です。
共同注意(JointAttention)、象徴遊び(SymbolicPlay)、関わり合い(Engagement)、感情調整(Regulation)に焦点を当てて、子どもにとって自然な文脈のなかで発達支援を行っていくのが特徴です。
CARE
子どもと大人の関係の強化
2006年に米国オハイオ州シンシナティ子ども病院で開発されたペアレンティングプログラムです。
親と子どもの関係性を築くためのスキルを身につけ、子どもが従えるような「適切で効果的な指示」の出し方を学びます。保護者に限らず、現場で子どもたちと関わる専門家にも実践されています。
ESDM
自閉スペクトラム症の子どものための超早期介入
生後12ヵ月~4歳までの自閉スペクトラム症のお子さんを対象とした早期介入指導プログラムのこと。アメリカでは超早期療育によって自閉スペクトラム症の症状を最小限に抑えることができると考えられています。具体的には、「ABA」を基本とした介入指導を行います。
スモールステップのこと
SST、PECSなど聞くと、難しい療育を行うのでは?と思ってしまいがちです。
フォレストキッズさとむらでは成功体験の積み重ねを最も重要と考えています。定型発達のお子様と比べてしまうと、できないことが多く見られがちです。それは失敗体験を繰り返すことになり、自尊心を傷つけることになってしまいます。
例えば、上ででてきた「お箸を使えるようになってほしい」についても、当施設としてはマット運動とかを始めます。保護者様からすれば、「どうしてお箸が使えるようにしてほしいのに運動をしているの?」と疑問に思うかもしれません。
私たちはこう考えています。
「お箸の操作」ができないからと言っても「お箸の練習」を行うことはしません。できないことをできるまで練習するということは、失敗させながら身に着けるということ。これは自尊心を傷つけます。
ですから、手先という微細運動の前に、体全体を使う粗大運動から入ります。体を大きく動かして、できたことをたくさんほめて、信頼関係を作ります。できること、簡単なことから初めて、ゆっくりと着実にスモールステップの支援を組み立てます。
つかむものも、
手→トング→補助箸→箸と徐々に進めますし、
大きくて好きなものつかみやすいもの→小さくてかたい豆と変化していきます。
言葉を引き出すための絵カードで「今日はボール運び競争をするよ」など視覚的に訴えます。PECSを使います。
先生と順番に行うことで、「どうぞ」「ありがとう」などを社会生活性を促すSSTを使います。
できたことできなかったことの結果だけを見るのではなく、その原因と、過程の行動をABA理論に基づいて考えます。
「お箸」という1つのことに、スモールステップで支援を組み立て、TEACCH、ABAを中心に、さまざまな理論に基づいて組み立てていきます。
フォレストキッズさとむらは、このような支援が組み立てられるプロ集団であり、そして楽しく療育を受けられる環境を作り、利用児童と保護者様の大好きな居場所となれるよう尽力します。
ご不明点・ご質問については
当施設へのご質問やご不明点がございましたら、下記ページのフォームよりお問合せください。
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